ガスには、それを構成する分子によって様々な機能がありますが、もっとも日常に近い役割はLNGや水素に代表されるエネルギーとしてのガスです。古代中国に端を発する自然哲学の思想「五行説」において、万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるとされています。その中で「火」は、エネルギーを生み出す存在として、世界の循環の中で重要な役割を担っていました。
さらに「五行説」から発展した「陰陽五行説」という思想においては、火は「丙(ひのえ)」という激しく燃える太陽のような性質を表す言葉と「丁(ひのと)」という松明や焚き火のような人々の生活をサポートする穏やかな火を意味する言葉にわけて考えられるようになります。
「丁(ひのと)」はそこから転じて「安定感」を象徴する言葉でもあります。
この生活に近い火=エネルギーを表す「丁(ひのと)」という古来からの言葉でもって事業の基本価値を表現しています。